豚頭、背ガラ、ゲンコツでを使い濃厚豚骨スープを作ろうと思います。
今回使用するのは
豚頭 1.8kg
背ガラ 3.0kg
ゲンコツ 3.5kg
背脂 0.5kg
です。
豚骨を一晩水に漬けて血抜きをします。
水の中に豚骨から血が抜け出ていきます。
水の量が多い程、血が出やすいです。
今回は3回水を取り替えました。
血抜き後、下茹でを行います。
下茹で時間については、豚骨ラーメン店から聞いた話を参考にしました。
参考にしたお店は結構強い豚骨臭を放つ濃厚なスープを出しており、そこのお店はゲンコツは下処理無しでそのまま煮込むものの、豚頭は1時間下茹でをするという話です。
そこに、今回私はそのお店がしていない水に10時間漬けての血抜きをした事を考慮に入れて、下茹で時間を以下の様にする事にしました。
豚頭 1時間半
背ガラ 5分
ゲンコツ 10分
背ガラは髄をださなくてはならないゲンコツと違い、早く出汁が出るので短めに、
ゲンコツは普段は30分以上下茹でしますが、今回は半分にカットされたものを購入したので、時間を短縮しました。
今回のテーマとしては、「コク・旨味はありつつも、臭みの無いスープ」にする事が目的です。
ですので今回参考にした、いかにもな豚骨ラーメンを出すお店の下処理より丁寧にやろうと思いました。
豚頭の下茹で
しばらくすると、水がドス黒くなり、大量のアクが浮かんできます。
下茹で後、水洗いし血合いを取り除きます。
ゲンコツも下茹で後、良く洗います。
骨まわりについている肉やゼラチン質から出る旨味は下茹でする事で抜け落ちた感はありますが、骨の髄はほとんど問題無いという印象です。
下茹で後、煮込みを開始すると、序盤は水が濁ってきます。
水を取り替えこの水も下茹でとしようかとも迷いましたが、これはアクとして除去する事にしました。
濁りは徐々にアクとして浮かびあがるので、それをこまめに取っているうちに、澄んでいきます。
しばらくアク取りした後の鍋の様子
煮込み3時間経過
煮込み始めて5時間目で背脂を投入します。
そのまま入れても良いかなと思いましたが、サっと湯通し程度に下茹でしました。
6時間経過
10時間経過
12時間経過
煮込み13時間で終了することに。
シンクに水を貯め、鍋を冷やします。
ガラを除去し、スープを網目の細かいザルで濾します。
骨粉の量が多くザルの目がつまってしまい、スープがザルを通らなくなったので、何度かザルの骨粉を除去しながら濾しました。
冷蔵庫で1晩寝かせると上部の脂、下部のプルプルに固体化したスープに分離します。
今回は脂が多く、3〜4センチの層が出来ていました。
上部の脂を除去して出来上がりです。
2014年02月06日
豚頭、背ガラ、ゲンコツで作る濃厚豚骨スープ
posted by BBSHIN at 00:33| Comment(2)
| スープ
コメントありがとうございます。
古い記事なので忘れてしまいましたが、出来上がりの写真は6リットルの圧力鍋の下の部分なので、4リットル位かと思います。
1杯360ccにすると11杯分位でしょうか。