正月にうちのばあちゃんから習ったシンプルな雑煮を作ってみました。
うちのばあちゃんは、戦前戦後と四国から色んな地域を渡り歩き新潟にやってきました。
そういう事もあってか、色んな地域の言葉、食習慣が混ざっています。
私はそれが当たり前だと思って育ってきましたが、周囲の新潟人に聞くと新潟の文化とは違うという事に徐々に気付いてきました。
新潟の雑煮というと、餅以外に色んなものを入れて、調味料としては醤油を用いる事が多いみたいですが、うちのばあちゃんは味噌を使います。
そして、具材は餅、鶏肉、三つ葉のみです。
まずはダシを取ります。
今回は昆布、鰹厚削節、ウルメ煮干を一晩水に漬けて、弱火で煮出してダシを取りました。
出来るだけ手間を減らす為、普段からダシを取る時は多めに作って、朝半分使って出汁ガラを濾して冷蔵庫に入れて、夜に別の料理に使います。
餅と鶏のササミを軽く煮込みます。
お好みの量の味噌とたっぷりの三つ葉を入れて出来上がり
味噌汁のお椀に入れます。
やはり、新潟のものとは全く違いますが、ダシと味噌の風味、三つ葉の香りが強く、飽きずに最後まで食べられます。
四国にいた時は餅とあんこが入っていたそうですが、あんこが好きじゃなかったから今の形にしたとか
新潟にきて、他の人達が色んなものを入れるのを見て、真似しようと思ったけど、気付くと今の形に落ち着いたそうです。
まあ、、
簡単なやり方が良かったのでしょうね。
昔は煮干しからダシ取ってたけど、今はアゴダシのパック使ってますし。
家庭料理というのは面倒になってくるとつい惣菜を買ったり、レトルト食品で済ましたり、というのは良くある話です。
長続きさせる為に、「手間がかからない」というのも重要なのかなと感じました。
2013年01月14日
ばあちゃんオリジナルの雑煮
posted by BBSHIN at 12:34| Comment(0)
| 日々の料理
この記事へのコメント
コメントを書く